■ながくつしたのピッピ■
え~そんな本、聞いたこと無い・・という人はそんなに多くはないと思います。
こんな風に始まります。 (原文よりアイーダが勝手に翻訳。 :原文: 何でも自分でやってのけてしまうピッピ。
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イラスト: Ingrid Vang-Nyman |
■作家 アストリッド・リングレーン■
アストリッド・リングレーンはスウェーデンの文学界の中でも大変重要で誇り高い人物です。
簡単な彼女の年表です
1907年 11月14日 | スウェーデンのスモーランドで次女として生まれる |
1941年 冬 | 娘のカリン(Karin)が肺炎にかかり入院したときに、娘にねだられるままに話し出したのが、 この「ながくつしたのピッピ」 |
1944年 | 彼女が一週間入院をしたときに、以前、娘と娘の友達に話した「ながくつしたのピッピ」の話を本格的に書き始める。 そのお話はかKarinへの10歳の誕生日プレゼントとして贈られるものだった。 Bonniers 出版社にも、そのコピーを送る。 |
1945年 | Rabén & Sjögren 社 が6歳から10歳向けの童話コンテストをひらくことをアストリッドに連絡。そのコンテストに 「ながくつしたのピッピ」は優勝。 本を出版する方向に話が進む。 原題:Pippi lång strump |
1947年 | 「やかまし村のこどもたち」を出版 原題: Alla vi barn i Bullerbyn |
1955年 | 「屋根の上のカールソン」 原題: Lillebror och Karlsson på Taket |
1981年 | 「山賊のむすめローニャ」出版 原題:Ronja Rövardotter |
2002年2月28日 | 94歳にして、スウェーデンストックホルムで没。 |
スウェーデン語の学校で見たドキュメンタリーをメモして作りました。
彼女は晩年、大富豪として生活していましたが、特に贅沢をするわけでもなく質素なアパートに住み、
買い物へは自分の足で歩いてゆき、たまに体調の悪いときはタクシーを使うという生活でした。
私はそんなアストリッド・リングレーンにとても感銘を受けています。
■主な出版作品■
アストリッド・リングレーンは童話作家ですが、大人の私たちにも十分すぎるほど楽しめる本がたくさんあります。
ピッピは子供向けかもしれませんが、ほかのものもよかったら読んでみてください。
表紙 | 日本語タイトルか直訳 | スウェーデン語のタイトル | 参考までに・・ |
ながくつしたのピッピ | Pippi lång strump 1945 |
Rabén & Sjögren TVと映画化 |
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直訳: ローネベルガのイェミル) |
Emil i Lönneberga | Lönnebergaは 場所の名前 映画化 |
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ロッタちゃんシリーズ 直訳は 「トラブルメーカー通りのロッタ」 (本の中のジョークから来ています。) |
Lotta på Bråkmakargatan | 日本語タイトルは不明。 映画シリーズ。 |
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屋根の上のカールソン | Karlsson på Taket | TVと映画化 | |
やかまし村のこどもたち | Alla vi barn i Bullerbyn | TVシリーズ | |
ミオよ、私のミオ | Mio,min Mio | 映画化される。 ただ二つとしかないアストリッドのファンタジー小説のひとつ。 |
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マディッケン (と リベッサ) |
Madicken |
映画化される。 シリーズで何冊かある。 |
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はるかな国の兄弟 | Bröderna Lejonhjärta |
もうひとつのファンタジー小説の。 すでに死んでいるところから始まる兄弟の死後の世界での格闘。悲しいストーリー。 |
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